📰【マーケット速報】パウエル議長、7月利下げを否定せず──ドル安トレンド続くか？

ポルトガルで開催されたECBフォーラムで、パウエル議長は利下げについて**「可能性を否定せず」**との姿勢を示しました。

市場はこの発言をハト派的と受け止め、米ドルは主要通貨に対して下落幅を拡大。ドル/円は軟調に推移し、ユーロ/ドルは4年ぶり高値を更新する展開に。

原因	内容
🏛️ FRBの姿勢	7月利下げの可能性を「排除せず」
🗳️ トランプの圧力	「利下げが遅すぎる」とパウエル批判を強化
💸 債務負担	減税＆歳出拡大 → 債務増 → 低金利必要
📊 経済指標	JOLTS求人は好調も、ISM製造業はギリギリ縮小圏

市場は年末までに0.65％の利下げを織り込み、7月の利下げ確率も20％に浮上しています（数週間前までは0％）。

ユーロ圏のインフレ率がECB目標の2%に到達。コアインフレも2.4％と粘着性のある動き。

これを受けて、市場はECBの追加利下げはあと1回のみ、それも2026年以降という見方に後退。
→ ユーロ買い／ドル売りが加速

懸念材料はトランプ大統領の「7月9日以降の関税延長なし」発言。貿易協議に進展がない場合、追加関税リスクが市場に重し。