アメリカのトランプ大統領は2日、ベトナムとの関税交渉が合意に至ったとSNSで発表しました。
今回の合意内容では、アメリカはベトナムからのすべての輸入品に対して一律20％の関税を課す一方で、ベトナムはアメリカ製品への関税を引き下げ、市場開放を約束しました。
4月に発表されていた最大46％の関税案からの後退という点では、対話の余地が示された格好であり、通商リスクの一部後退として市場は好感。
📊【相場への影響】ドルはやや反発、クロス円も持ち直し
市場はこのニュースを受けて、ドルが小幅反発。リスクオンの流れが強まり、クロス円（ユーロ円、ポンド円、豪ドル円など）も買い戻しが入りました。
ただし、7月9日に迫る各国との関税交渉期限が残されており、リスク要因は依然継続。今週はADP雇用統計（本日）や米雇用統計（明日）など、米経済指標が続くため、ボラティリティ上昇の地合いです。
このようにニュース1つで為替・株・ゴールドが一斉に動く相場環境においては、俊敏に動けるトレード環境の整備が重要となります。
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📝戦略まとめ
- ドル反発が本格化するかは今晩のADP、明日の雇用統計次第
- 一方、トランプ大統領の関税交渉戦略や減税法案の行方が、引き続き為替・株式市場に影響を与える可能性
- 相場の方向感が出にくい局面では、短期トレードと資金管理がカギ
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