本日午前、日本政府とアメリカが貿易交渉で関税15％の合意に至ったとの発表を受け、円は一時円高方向に動きました。
しかし、同時に浮上した「石破首相辞任」の速報で、相場は一転し1円以上の円安に振れるなど、為替市場はまさにドタバタ相場となっています。
その後、辞任報道は否定されましたが、相場は落ち着かず、政治リスクが色濃く反映される一日となりました。
■次期総裁レースで円相場はどう動く？
仮に石破首相が辞任すれば、後任の自民党総裁が誰になるかが相場の方向性を決定づける要因となります。
- 高市早苗氏が就任すれば、金融緩和・積極財政を推進するスタンスから、円安トレンドが再加速する可能性。
- 一方、小泉進次郎氏が選ばれた場合は、中道的な政策が想定され、方向感に欠ける相場展開となるでしょう。
現時点では石破首相が辞任を否定しており、マーケットとしては15％という関税の低さが評価され、じわじわと円高方向に修正される見通しです。
■現状のドル円見通しと戦略
為替市場では、ドル円・クロス円ともに短期的には戻り売り方針が優勢とみられます。
- 米国のインフレ指標が一服しつつあること
- 日本の経済指標が堅調な推移を維持していること
- 地政学的リスク（ロシア・中国・北朝鮮）の拡大
これらを考慮すると、リスクオンには慎重な姿勢が必要です。
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