トランプ大統領、ブラジルに50％関税発動へ──政治的圧力が為替市場に波及

2025年7月30日、アメリカのトランプ大統領は、ブラジルからの輸入品に対して追加で40％の関税を課す大統領令に署名。すでに課されている10％と合わせて合計50％の関税措置が発動されることとなりました。

今回の関税強化の背景には、ブラジルのボルソナロ前大統領（トランプ氏と親密な関係）に対する起訴を「政治的迫害」と見なす姿勢があり、実質的には外交圧力の手段として関税を行使するかたちです。

この発表を受けて、ブラジルレアル（BRL）は対ドルで下落傾向に。トランプ政権による突然の関税引き上げは、「不確実性の象徴」として市場に嫌気される可能性が高まっています。

特に今回のように政治的判断で関税を武器にする動きは、為替・株式・商品市場すべてに波及する可能性があり、中南米通貨全般が売られる展開も警戒されます。

このような地政学的リスクの高まりは、XMTradingを活用する上での好機でもあります。

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ブラジルのルーラ大統領が「主権と両国関係を損なう」と声明を発表したことで、米ブラジル関係は一段と緊張感を増す可能性が出てきました。

今後、ブラジル側の報復関税や国際提訴といった動きがあれば、リスク回避の動きがさらに加速し、市場が荒れる展開も十分に考えられます。