▶️【最新経済指標速報】欧州経済に再び逆風か？
欧州連合（EU）の統計局が7月30日に発表した速報値によると、ユーロ圏の2025年4月～6月期のGDP（域内総生産）成長率は前期比+0.1％にとどまりました。
今年1月～3月期の+0.6％から明確な減速となり、2四半期ぶりの伸び率縮小です。
🇩🇪主要国の内訳📊
- ドイツ：-0.1％（マイナス成長）
- イタリア：-0.1％
- フランス：+0.3％
- スペイン：+0.7％
ヨーロッパ最大の経済国・ドイツが再び景気後退リスクに直面しています。
🔍背景：アメリカの関税政策が影響
2025年4月にアメリカ・トランプ政権が全世界に一律関税を発動。
これに伴い、EUからの輸出が駆け込みで一時的に急増した後、反動で輸出が鈍化し、GDP成長率も低下したと見られます。
🤝EUとアメリカは一部関税で妥協も…
7月下旬の米EU協議では、8月1日からの一律関税30％を15％に引き下げることで合意しました。
しかし、現在の10％よりも高い税率であることに変わりはなく、欧州産業界には不安の声が広がっています。
🌍今後の為替市場への影響は？
ユーロ圏の成長鈍化により、ユーロ安圧力が強まる可能性があります。
一方、アメリカの関税引き下げがリスクオン要因としてドル高に作用する局面も考えられます。
📈FX戦略では、ユーロ/ドルの下落トレンド継続や、ドルインデックス上昇にも注目が必要です。
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