概要
アメリカ有力紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は9日、中国共産党中央対外連絡部のトップである劉建超部長(61)が、当局に拘束され取り調べを受けていると報じた。拘束は先月、外国出張から帰国後に行われたとされるが、その理由は不明。中国外務省はこの件について回答していない。
経歴
劉氏は長年外交官として活動し、中国外務省報道官やフィリピン駐中国大使などを歴任。2022年から中央対外連絡部トップを務め、日本の与党幹部らとも頻繁に会談してきた。
背景と波紋
中国では近年、外交や安全保障の要職に就く幹部の人事が相次いで注目されており、2023年には秦剛外相が就任から半年余りで解任される事例もあった。今回の報道は、国際社会や外交関係者の間で大きな関心を呼んでいる。
ポイント
- 劉建超氏は中国外交の対外交流を担う要職
- 拘束の理由は現時点で不明
- 過去にも高官の突然の更迭例あり
- 日本とも関係の深い人物であり、日中関係にも影響の可能性
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