ロシアのプーチン大統領は12日、北朝鮮の金正恩総書記と電話会談を行い、15日に予定されているトランプ米大統領との首脳会談について情報を共有しました。両首脳の電話会談発表は極めて異例で、両国の緊密な協力関係を国際社会に示す狙いがあるとみられます。
会談のポイント
- 情報共有の内容:ウクライナ情勢と米ロ首脳会談の概要
- 北朝鮮側の反応:金総書記が「ロシア指導部のすべての措置を全面的に支持」と表明
- 初の事例:北朝鮮が最高指導者と外国首脳の電話会談を公表するのは初めて(韓国・連合ニュース)
- 背景:北朝鮮はロシアに兵士を派遣しており、軍事協力をアピールする意図が濃厚
地政学的な意味合い
プーチン氏は、米ロ会談前に中国、インド、旧ソ連諸国などとも相次いで接触。まるで国際舞台の「事前根回し」のように、ロシアと友好国の結束を固めています。
これは、米国やEUがウクライナ支援を続ける中で、「反米ブロック」の結束演出とも受け取れます。
市場への影響
- エネルギー市場:ロシア・北朝鮮の協力強化は資源取引ルートの変化要因
- 為替:地政学リスク上昇局面では、リスク回避の円買い・金買いが一時的に強まる傾向
- 株式:防衛産業関連や資源株が物色される可能性
トレード戦略のヒント
- 短期:地政学イベント発表直後の金(XAU/USD)急騰を狙う
- 中期:原油(WTI, Brent)や天然ガス相場の変動を利用
- 為替:USD/JPYやEUR/USDはニュース直後のボラティリティに注目
XMTradingで活用できる銘柄
- XAU/USD(金):有事の安全資産として人気
- WTI原油:エネルギー市場の地政学的影響をダイレクトに反映
- USD/JPY:リスク回避・選好の流れを短期で狙う
コメント