AI企業のパープレキシティは12日、グーグルに対してネット閲覧ソフト「クローム」事業の買収を提案したと発表しました。
買収提案の概要
- 提示額:345億ドル(約5兆1000億円)
- 現状:アメリカのメディアによると、グーグルは売却に応じる姿勢を見せていない
- 目的:パープレキシティは「独立した事業者のもとでクロームを運営し、消費者保護や公共の利益を追求する」ことを目的としているとコメント
背景
- グーグルの検索事業は独占状態にあるとして、アメリカ司法省が是正を求めて訴訟
- 首都ワシントンの連邦地方裁判所は、2024年に反トラスト法違反の判断を示している
- パープレキシティの買収提案は、こうした反トラスト法の是正措置に関連する動きと位置づけられる
今後の見通し
- 8月中にも裁判所がクロームの売却などの是正措置を命じるかどうか判断を示す見通し
- 今回の提案が実現すれば、業界再編につながる可能性があるとして注目される
パープレキシティの動きは、AI企業による大手IT事業への影響力拡大の一環としても注目されています。
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