📌 事案の概要
- 日時:8月16日(日本時間午前4時半〜)
- 場所:米・アラスカ州 米軍基地内
- 内容:
- トランプ大統領とプーチン大統領が会談(ウクライナ侵攻後、初の直接会談)
- 停戦や3者会談(ウクライナ含む)に関する具体的進展なし
- 共同会見でも停戦への直接言及なし
💬 評価のポイント
- 停戦交渉:進展は見られず
- 3者会談:開催について発表なし
- プーチン大統領にとっての得点:
- 西側制裁で孤立してきた中、トランプ大統領と直接会談
- さらに専用車に同乗 → “破格の厚遇”
- 「ロシア抜きでは世界の問題は決められない」と印象付けに成功
- 米メディアの反応:ワシントン・ポスト「プーチンの存在感を高めただけ」
🌏 今後の焦点(ウクライナ情勢)
- 3者会談:トランプ大統領はゼレンスキー大統領に連絡予定。調整成否が焦点。
- 制裁・関税カード:
- 停戦進展がなければ、中国・インドのロシア石油購入に対し関税措置の可能性。
- ただしトランプ大統領はFOXニュースで「現時点では必要ない」と発言。
- 今後、交渉停滞が長引けば、再び制裁圧力強化の可能性あり。
📈 市場への影響と見通し
- 原油市場:
- ロシア産原油をめぐる制裁リスクで供給不安 → 原油価格の上振れ要因。
- ドル円(USD/JPY):
- 地政学リスクの高まり → 円買い要因。
- 一方、米金利政策が円相場の主因であり、相場は神経質に推移。
- ゴールド(XAU/USD):
- 停戦進展の見通しが立たない → 安全資産需要で下支え。
🎯 XMTradingでの戦略
- 原油(WTI・BRENT)CFD:停戦交渉不透明感 → 押し目買い戦略を検討。
- ゴールド:地政学リスクがくすぶる限り、短期・中期ともにロング優位。
- ドル円:突発的な停戦報道が出ればリスクオン円安、一方で交渉停滞なら円高リスク。両面に備えた柔軟な取引が必要。
👉 今回の会談は「停戦進展なし」で終わりましたが、プーチン大統領の国際的存在感を再び浮き彫りにした形です。今後は、3者会談実現の有無とトランプ政権の追加制裁カード発動の可能性がマーケットの大きな焦点となりそうです。
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