～議会承認を大統領権限で覆す異例の決定～
アメリカのトランプ大統領は28日、すでに議会が承認していた対外援助予算 約49億ドル（約7200億円）を撤回すると下院議長に通知しました。
大統領権限で議会承認済み予算を取り消すのは 50年ぶりの異例措置 であり、与党・共和党の一部からも批判が出ています。
撤回の対象となる主な支出
- USAID（米国際開発庁）を通じた開発援助：32億ドル
→ ルビオ国務長官が事業停止を発表済み。 - ユネスコやWTOなど国際機関への分担金：5億2100万ドル
- 国連平和維持活動（PKO）の分担金：3億9300万ドル
ホワイトハウスは「アメリカ第一の優先事項に反する支出は取り消す」と強調しています。
政治的意味合い
- 外交縮小路線の加速
アメリカの国際的な影響力が後退し、国連など多国間枠組みでの発言力低下の懸念。 - 与野党対立の激化
議会軽視の姿勢に、共和党内からも批判が噴出。 - 国際秩序への不確実性
WTOや国連分担金停止は、国際協調体制を揺るがすリスク。
マーケットへの影響
- ドル相場（USD）
国際的な孤立化が進めば、長期的にドル安圧力の要因。 - 金（XAU/USD）
国際秩序不安 → 安全資産需要増。 - 株式市場（NYダウ、S&P500）
国際展開企業への影響を懸念し、株価調整の可能性も。
XMTradingで注目すべき銘柄
- ゴールド（XAU/USD）CFD：国際協調の不透明化は上昇要因。
- 米ドル/円（USD/JPY）：ドル安圧力とリスク回避の円買いが交錯する展開。
- 米国株指数（US500、US30）CFD：対外援助削減による国際ビジネスへの影響を織り込む動きに注目。
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