日本から10兆円投資・人的交流50万人へ
石破総理大臣は29日、インドのモディ首相と首脳会談を行い、半導体・重要鉱物分野での協力を強化する新枠組み「経済安全保障イニシアチブ」の創設で合意しました。
また、日本からインドへの10兆円規模の民間投資や、新幹線の導入、人材交流の拡大も盛り込まれています。
ポイント
- 新枠組みの創設
- 「経済安全保障イニシアチブ」で半導体・重要鉱物のサプライチェーンを強化
- 経済協力
- 今後10年で10兆円規模の民間投資を実施
- インド高速鉄道に新幹線技術を導入
- 人的交流
- 5年間で双方向50万人以上の交流(うちインドから日本へ5万人の人材受け入れ)
- 具体化の第一歩
- 30日には宮城県を訪問し、半導体製造装置メーカー工場を視察予定
国際的な意義
- 中国依存からの脱却
- 半導体や重要鉱物の供給網を日印で補完し合う構想
- インド市場の成長
- 世界最大の人口と高い経済成長率を背景に、巨大な投資先・人材供給源に
- 地政学的連携
- 日米豪印「クアッド」枠組みの経済安全保障面での強化
投資家への示唆
- 半導体関連株
- 日本とインドの連携強化で製造装置や素材メーカーに追い風
- インフラ関連
- インド高速鉄道への新幹線導入が進めば関連企業に長期的メリット
- 為替市場
- 円:海外投資拡大で一時的な売り要因
- ルピー:投資流入期待で堅調推移の可能性
XMTradingでの戦略例
日印連携による投資拡大やサプライチェーン強化は、為替・株式・コモディティ市場に波及します。XMTradingでは、
- USD/INRやJPYクロス通貨のCFD取引で新興国通貨の値動きを捉える
- 日経225(JP225)のCFD取引で半導体やインフラ関連株の値動きを活用
- **金(XAU/USD)**は地政学的なリスクヘッジ需要を同時にチェック
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