上海協力機構(SCO)首脳会議とFX相場への影響

ASEAN・アジア新興国の通商動向

1. 米中・米露対立の構図が鮮明に

  • 中国・ロシアが主導するSCOは、アメリカや欧州のG7に対抗する枠組みとして位置づけられています。
  • 習近平主席・プーチン大統領・モディ首相らが同席し、「反米・多極化」的な連携を強調することは、市場にとって地政学リスクのひとつ。

👉 為替市場では、米ドルと円に資金が流入しやすい動きが想定されます。

2. 資源・エネルギー協力の思惑

  • ロシアとイランはエネルギー輸出国、中国・インドはエネルギー大消費国。
  • SCO内でのエネルギー協力強化は、原油や天然ガス価格に影響を与える可能性があります。

👉 原油高 → 資源国通貨(豪ドル、カナダドル)が上昇しやすい一方、輸入国の円やユーロにはマイナス要因。

3. グローバルサウス重視による新興国通貨の注目

  • 「天津宣言」で多国間協力や安全保障強化が打ち出されれば、中国・インド・中央アジア諸国の結びつきが強調されます。
  • 短期的には大きな通貨インパクトは限定的ですが、長期的には人民元やインドルピーの国際化が進む一歩と受け止められる可能性があります。

4. 市場へのシナリオ

  • 米中・米露の対立鮮明化 → 円買い・ドル買いが強まるリスク回避相場
  • 資源協力 → 原油価格上昇 → 豪ドルやカナダドルが強含み
  • 新興国協調 → 人民元の存在感強化 → 米ドル覇権への挑戦

まとめ

上海協力機構の首脳会議は、単なる外交イベントではなく、**米国主導の秩序に対抗する「もう一つの軸」**を象徴する場となっています。

FX市場では、短期的に円やドルが買われる一方、中期的には資源国通貨や新興国通貨に注目が集まる展開も考えられます。

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