～米国関税の影響を見極める慎重姿勢～
ヨーロッパ中央銀行（ECB）は11日の理事会で、主要政策金利を2％で据え置きと決定しました。据え置きは2会合連続。声明では「ユーロ圏の物価上昇率は目標の2％前後で推移」としつつ、アメリカの関税措置が経済・物価に与える影響を注視する姿勢を示しました。
- ユーロ圏8月CPI：前年比 +2.1％
- 2025年成長率見通し：0.9％ → 1.2％に上方修正
- 2026年成長率見通し：1.1％ → 1.0％に下方修正
ラガルド総裁は「製造業・サービス業ともに成長は続いている」と前向きな見解を示しつつ、米国の関税政策が再び経済を下押しするリスクを警戒しました。
💹 相場への影響
ECBの据え置きによりユーロ相場は一時的に安定。ただし、米国関税政策の行方次第で再び変動が大きくなる可能性があります。ユーロ／ドルやユーロ／円は、貿易摩擦の動向で上下が加速する局面に要注意です。
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