国連本部で核廃絶訴え ― 日本被団協代表「人類は核兵器と共存できない」

FX・為替市場分析

📌 ニュース要約

ニューヨークの国連本部で26日、「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」 にあわせたハイレベル会合が開かれました。

日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の 田中聰司代表理事(81歳) は演説で、

  • 「人類は核兵器と共存できない」
  • 「核兵器を持つ国のリーダーの皆さん、こちらを振り向いてください」

と強く訴えました。

一方、中国の耿爽国連次席大使は「核兵器のない世界は全人類の利益」としながらも「国家安全保障に必要な最小限の核戦力は維持する」と主張。さらに「まずはアメリカとロシアが核軍縮に取り組むべきだ」と述べました。

田中氏は会議後に「最優先は核保有国を1ミリでも動かすこと。そのために訴え続ける」と語り、国連での発言の意義を強調しました。

🔍 相場解説

核廃絶をめぐる国連での議論は、直接的に為替や株価へ影響する材料ではありませんが、地政学リスク・安全保障政策 の文脈で相場に波及する可能性があります。

  • 円相場(USD/JPY)
     地政学的な緊張が高まると「有事の円買い」が起こる傾向がありますが、今回の会合は「緊張緩和」を訴える側面が強いため、即時のリスク回避円高にはつながりにくいと考えられます。
  • 防衛関連株
     世界的に核や安全保障問題が議題に上がると、防衛産業やエネルギー関連への注目が高まりやすく、日本市場でも関連銘柄の物色につながる可能性があります。
  • 国際政治リスクプレミアム
     中国やインド、パキスタンといった核保有国が「核戦力維持」を強調した点は、長期的な地政学リスクの一因となり、リスク資産(株や新興国通貨)にやや重しになる可能性も。

🚀 XMTradingでの戦略

  • 短期トレード
     ニュース直後は大きな値動きは限定的ですが、米金利や安全保障関連のニュースと組み合わさると円高に振れる場面が出る可能性あり。
  • 中長期戦略
     核問題・地政学リスクは中長期的に「リスク回避資金の円買い・金買い」を誘発しやすいため、
     - USD/JPYの戻り売り
     - ゴールド(XAU/USD)の押し目買い
     を戦略の一つとして検討可能。

👉 XMTradingで国際ニュースを相場戦略に活かす

コメント

タイトルとURLをコピーしました