トランプ大統領、ポートランドに派兵指示　市長は強く反発「必要な部隊はゼロ」

📌 ニュース要約

アメリカのトランプ大統領は27日、西部オレゴン州ポートランドに部隊を派兵するよう国防長官に指示しました。目的は移民税関捜査局（ICE）の施設をアンティファや国内の「テロリスト」から守るためだとしています。

一方、ポートランド市の民主党出身のウィルソン市長は「無法や暴力は、大統領が意図的に起こさない限り発生しない」と反発。「必要な部隊はゼロだ」と明言し、派兵に強く反対しました。

トランプ大統領は22日にアンティファを国内テロ組織に指定する大統領令に署名。ICE施設はアンティファによる襲撃を繰り返し受けていると国土安全保障省は説明しています。

トランプ氏はすでにロサンゼルスやワシントンD.C.に州兵を派遣し、テネシー州メンフィスにも派遣を表明しています。いずれも市長は民主党出身であり、政治的な意図が背景にあるとの見方も出ています。

⚠️ 相場への影響・リスク分析

米国内政治リスク：
民主党市長が率いる都市を狙い撃ちにした派兵は「権力の乱用」との批判を呼び、国内の政治対立が深刻化。選挙や政策への不透明感がドルの重しになる可能性。
ドル（USD）：
政治的混乱や分断の強まりは、短期的にドル売り・金（ゴールド）買いに向かいやすい。
株式市場（米国株）：
内政リスクが増すことで投資家心理を冷やす要因。特にハイテク株などリスク資産に売りが出る可能性。
安全資産（ゴールド・円）：
米国内の治安悪化懸念は、リスク回避の動きで XAU/USD（金）や円高を誘発しやすい。

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