📰 ニュース要約
- アフリカ南東部マダガスカルで、政府の汚職や失業問題に不満を持つ若者を中心に大規模デモが拡大。
- これに軍の一部が同調し、ラジョエリナ大統領は国外に脱出した可能性。
- 軍の精鋭部隊幹部は「権力を掌握した」と表明し、事実上のクーデターを認めた。
- ラジョエリナ氏は2009年にも軍の後ろ盾で政権を握った経歴があり、今回も混迷の中で政権が崩壊した形。
- アフリカの最貧国の一つであるマダガスカルは、政治不安が経済停滞をさらに悪化させる懸念が高まっている。
💹 相場解説
- アフリカリスクの波及
マダガスカルは世界的な資源輸出国ではないものの、アフリカ地域の政情不安はリスクオフの動きを誘発しやすい。特に周辺国モザンビークや南アフリカの政情と連動するリスクも無視できない。 - 為替市場への影響
直接的な影響は限定的ながら、新興国リスクが意識されるとドル円で円高要因となりやすい。
一方で、米中摩擦や中東情勢と相まってリスク分散の動きが強まる可能性もある。 - コモディティ市場
マダガスカルはバニラやニッケルなどの資源国であり、供給不安からニッケル価格の上昇リスクが出る可能性がある。
資源国リスクが意識されれば、ゴールドや原油相場にも安全資産需要が波及する展開が考えられる。
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