🇺🇸 トランプ大統領「カナダとの貿易交渉を全面終了」SNS投稿で波紋

関税広告に激怒、交渉難航の思惑も

📌 ニュース要約

アメリカのトランプ大統領は23日、SNSに「カナダの悪質な行為を踏まえ、すべての貿易交渉を終了する」と突然投稿し、世界に衝撃を与えました。

発端となったのは、カナダ・オンタリオ州が制作した関税に関する広告。1987年のレーガン元大統領の演説から「関税は長期的に雇用や成長を妨げる」とする発言を抜粋したもので、トランプ氏は「虚偽だ」と激怒しました。

ホワイトハウスのハセット国家経済会議委員長は「不満は長年にわたり蓄積していた」と述べ、交渉難航が背景にあることを示唆。

一方、カナダのカーニー首相は「交渉を継続する用意がある」と冷静に対応。問題の広告は27日から停止されますが、ワールドシリーズ中には予定通り放映されるため、波紋は続きそうです。

📊 相場解説

為替市場（USD/CAD）
　突然の「交渉終了」発言で、投資家心理は悪化。カナダドル売り・米ドル買いの圧力が強まりやすい展開に。短期的にはUSD/CADが上昇しやすい局面。
株式市場
　米加貿易摩擦の激化で、自動車・資源関連株を中心にカナダ株式市場に売り圧力。アメリカ市場でもサプライチェーン不安から一時的にリスクオフの流れ。
商品市場（原油）
　カナダは主要産油国。もし米加関係が長期的に悪化すれば、原油供給の流れに影響が出る可能性もあり、価格変動要因となる見通し。

💡 トレーダーへのポイント