✅ ニュース要約
マレーシア・クアラルンプールで26日、高市総理大臣とフィリピンのマルコス大統領が会談しました。
冒頭、マルコス大統領は総理就任を祝意。高市総理は「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて戦略的パートナーシップを強調しました。
特に注目は、自衛隊とフィリピン軍の間で食料や燃料を相互に提供できるACSA（物品役務相互提供協定）の実質合意。中国の海洋進出を念頭に安全保障面での連携強化を確認しました。
さらに経済・エネルギー分野での協力や、来年フィリピンがASEAN議長国を務めることを踏まえ、地域的な連携も強化することで一致しました。
📉 相場解説（FX視点）
このニュースは、地政学リスク要因の一環として円相場やフィリピンペソ、さらにはドル円の動向に影響を与えやすいテーマです。
- 円相場：日本が安全保障協力を強化することで「有事の円買い」が意識される場面も。短期的には円高リスクに要注意。
- ドル円：トランプ政権下の安全保障戦略との連動性も高いため、米国要人発言と合わせて神経質な値動きになりやすい。
- フィリピンペソ：ASEANでの立ち位置強化は中長期的にはプラス材料。ただし、中国の反発や地域緊張の高まりは逆風要因となり得る。
👉 投資家にとっては「地政学リスクの高まり＝短期的なボラティリティ上昇」と捉えるのが無難です。
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