【ニュース要約】
高市総理大臣が衆議院予算委員会で「台湾有事が武力行使を伴う場合、存立危機事態に該当し得る」と答弁したことを受け、中国外務省が強く反発しました。
中国外務省の林剣報道官は13日、
「日本側は直ちにこの悪質な発言を撤回すべきだ。さもなければ一切の結果は日本側が負わなければならない」
と非難し、さらに
「軍国主義の道を歩むつもりなのか」
と挑発的な発言を展開しました。
さらに「日本が台湾海峡に武力介入すれば侵略行為であり、中国は必ず正面から迎え撃つ」と警告しました。
また、大阪の中国総領事のSNS投稿をめぐる茂木外務大臣の批判についても、中国側は「日本の誤った発言こそ反省すべきだ」と反論しています。
【相場解説】
今回の発言応酬は、日本・中国・台湾をめぐる地政学リスクが一時的に上昇する典型例。相場では以下の反応が出やすい展開に。
●ドル円（USD/JPY）
・地政学リスク上昇 → 一時的な円買い（安全資産）圧力
・ただし日米金利差が支えるため下落は限定的になりやすい。
●日本株（日経225）
・中国との摩擦懸念で輸出関連株が売られやすい
・半導体・海運・自動車などは短期的にボラティリティ上昇。
●中国株
・外交緊張でセンチメント悪化 → 香港H株指数などの下押し要因
●GOLD（金）
・地政学リスクの典型的“買われる資産”
→ 上昇しやすい環境。
【トレード戦略（短期）】
・USD/JPY：急落局面があれば押し目買い狙い
・GOLD：リスク上昇局面は上方向を追う展開
・日経225：短期的な慎重姿勢（調整を待って拾う）
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