🇬🇧【イギリス政府、難民受け入れ制度を大幅厳格化へ】難民申請の急増・治安懸念・財政負担を受けて方針変更

FX・為替市場分析

【ニュース要約】
イギリス政府は17日、難民受け入れ制度を厳格化する変更案を発表しました。
現在は難民認定されると5年間滞在できますが、変更後は 2年半に短縮 され、継続には「保護が必要」と再判断される仕組みになります。

また、5年滞在で永住権を申請できる現行制度は、20年間の滞在が必要 へと大幅に変更される見通しです。

背景には難民申請者の急増があります。
・直近1年間(〜6月):11万1000人超
さらに、公金でホテル滞在中の難民申請者による少女への性的嫌がらせ事件が社会問題化。
「税金負担への不満」「治安悪化の懸念」が国民の間で高まっていました。

これを背景に、移民・難民の取り締まり強化を掲げる右派政党「リフォームUK」は支持率で与党・労働党を上回る状況に。
スターマー政権としては難民制度見直しで支持率回復を狙う意図があるとみられます。

マフムード内相は
「10万人以上が納税者の負担で暮らしている。変えなくてはならない」
とコメントしました。

【相場解説】
●ポンド相場:短期的には“ポンド高要因”
難民対策の厳格化 → 政権の安定化期待 → ポンド買いが入りやすい。
ただし、実際の制度変更には時間がかかるため、急騰よりもジリ高の展開 が基本。

●株式市場(イギリス)
・治安悪化懸念の後退はプラス
・移民数減少により一部産業(外食・建設・物流)は労働力不足懸念でマイナス
→ 市場は「ポンド高+労働需給タイト化」をどう織り込むかが焦点。

●欧州全体
イギリスの難民政策強化がEUにも波及する可能性。
EU内の右派政党への支持が強まれば、不透明要因となりユーロ売り材料になることも。

●XMTradingでの戦略視点
・GBP/USD:ニュースでポンド買いが入りやすく、押し目買い優勢
・EUR/GBP:ユーロ弱+ポンド強 → 下方向(ユーロ売り)
・FTSE100:通貨高は企業収益にマイナス → 上値の重さに注意

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