中国「武力で独立を企てるのは“全くむだ”」と強烈にけん制
■ニュース要約
台湾の頼清徳総統は、中国の脅威に対抗するため、
2033年までの8年間で総額1兆2500億台湾元(約6.2兆円)の特別防衛予算 を編成すると発表。
AIを活用した作戦システムや防空能力の強化など、大規模な軍備増強を行う方針。
これに対し、中国国防省・蒋斌報道官は27日の会見で
- 「台湾独立勢力こそ最大の脅威」
- 「武力で独立を企てるのは全くむだ」
- 「祖国統一の流れは阻めない」
と、頼政権を激しくけん制した。
中国は「外部勢力=アメリカ・日本」を名指しせずに批判し、台湾の軍備拡大を“無謀”と断言。
台湾海峡情勢が再び緊張を強めている。
■相場解説(FX視点)
◆① 台湾情勢悪化 → リスクオフ円買いが発生しやすい
台湾海峡の緊張は
- 円買い(安全資産選好)
- アジア株安
につながる典型的な地政学リスク。
特に中国が「強烈なコメント」を出した日は瞬間的にボラティリティが上がる。
◆② 中期的にはドル円の方向性は“FRBの利下げ”と“日本財政”が軸
台湾情勢は短期的上下要因に過ぎず、
メイントレンドは
- FRBの利下げペース
- 日本の大型経済対策(財政悪化 → 円安材料)
が主導。
ニュースのインパクトは主に“瞬間値動き”で出る形。
◆③ 中国軍の発表は市場に即反映されやすい
中国国防省のこうした強い言葉は
- 中国株
- 香港市場
- 円相場
にスピード感を持って反映されるため、
短期トレード向きのテーマとして重要。
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