記録的豪雨で大規模災害、救助急ぐ
■ニュース要約
インドネシア西部・スマトラ島で先週から続いた 1日300ミリ超の豪雨 により、
洪水・土砂災害が多発。
国家防災庁は
- 死者：442人
- 行方不明：400人以上
と発表。
インドネシア政府はヘリ派遣などで救助活動を進めている。
また、在インドネシア日本大使館によると、
アチェ州で現地在住の 日本人10人近くが孤立。
けが人はおらず、全員ホテルに避難して連絡も取れている。
現地当局が救助方法を検討中。
■相場解説（FX視点）
◆① 地政学リスク・自然災害 → リスクオフの円高要因
大規模災害や不測の事態は、
市場が一時的に安全資産へ逃避するきっかけとなり
円買い が強まりやすい。
特に週明けの早い時間帯は、
薄商いで価格が飛びやすいため、ドル円は注意。
◆② 新興国通貨（IDRなど）は不安定化
インドネシアは主要な新興国のひとつ。
大規模災害 → 経済停滞懸念 →
インドネシアルピア（IDR）は売られやすい。
新興国市場全体のセンチメントも悪化し、
リスク通貨（豪ドル・NZドル）も影響を受けることがある。
◆③ コモディティにも連鎖の可能性
スマトラ島は
- パーム油
- ゴム
などの生産地域でもあり、
供給懸念 → 商品市況が動くことも。
ゴールドはリスク回避で買われやすい局面。
◆④ ドル円は「日米金利差 vs リスクオフ」の綱引き
災害ニュース → 一時的に円高
FRB利下げ観測 → ドル売り
の組み合わせで、円高方向にバイアスがかかりやすい。
ただし日本側の材料（財政不透明感）が下支えする可能性も。
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